
駅を明るくするデザインの一つ。採光窓を取り入れた天井。
2025年3月27日

大阪駅 画像掲載元 https://www.moaru.net/4561

大阪駅
駅のホームの雰囲気がなにか違う。
そう思うときがあり、駅の天井を見ていると、透明な部分が設けられていることがあります。
太陽光が入るようになっていて、どこか明るく暖かい印象があります。
大阪駅のドーム屋根が、大きなものとして、有名かもしれません。
https://www.obayashi.co.jp/thinking/detail/project10.html


特に都会では、ホーム上には屋根がついている事が多いです。
一方、田舎のローカル線には屋根のないホームが結構あります。雨宿りは駅舎の待合室でする感じになるでしょうか。
ホームに屋根があることで雨避けになりますが、屋根で光が遮られると、日中にどうしてもホームが暗くなりがちになります。
明かり取りが付いた屋根だと、ホーム上も明るくなるので、駅のイメージをよくするデザインとしても一つ役立ち、また、日中に付ける照明を減らすことができ電力の負担も減るというメリットもあるのかなと思いました。
ヨーロッパの大きなターミナル駅では、大阪駅のような採光窓のある大きな天井がかけられたデザインとなっているものを見ます。
ヨーロッパに採光窓をつけたスタイルの駅が作られることには、ゴシック建築に由来があるのでしょうか。
本で読んだことがありますが、ゴシック建築で光を取り込むのは、光が、神の栄光を意味するとして重要視されたと書かれていました。
ゴシック建築では明かり取りの場所にステンドグラスがあり、ステンドグラスをつけるために、建物を外から支える’飛び梁’という柱を設けたデザインとなったようです。
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