南武線

JR稲田堤駅の新駅舎が供用されたみたい。

JR南武線の稲田堤駅の駅舎が新しくなり、2023年8月6日より供用され始めたようです。

稲田堤駅は、川崎市多摩区にあり、神奈川県最北に位置する鉄道駅としても密かに知られています。

稲田堤駅にはJR南武線の他、京王相模原線が走っており、2路線を利用できる駅になります。

といっても、この2路線の駅間は、少し離れており、乗り換えのために300mくらい歩く必要があります。

地図上で見ても、駅間が離れていることがわかります。GoogleMapより 

利用者もそこそこいるようで、JR稲田堤駅の、2005年から2022年の間の1日乗車人員は、平均2万人以上います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/稲田堤駅

殆どの鉄道は、朝の通勤通学の時間帯の利用者が多く、JR南武線から京王線への乗り換えをする人も沢山います。

 

今回、JR稲田堤駅に新駅舎が作られ、下の写真のように、駅舎は線路より高くなっており、2階部分に改札や券売所が設けられ、いわゆる橋上駅舎の形が取られました。

旧駅舎は、こちら下の写真のように地上に設置されていました。

https://www.athome.co.jp/town-library/kanagawa/inadazutsumi-st/ より

駅舎が新しく作られた理由に、混雑時に踏切を渡る人が密集して、危険だったことが挙げられています。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/274504

以前の写真を見ると、それまでも跨線橋があり、踏切を渡らずとも線路を跨ぐことはできたみたいです。

朝のラッシュ時に、わざわざ狭い跨線橋を上り下りするのは面倒なので、踏切を渡る選択をする人は多かったのでしょうか。

新駅舎を踏切から見るとこんな感じです。

駅舎の中に入ると2階部分に改札があります。ホームから改札に上がってきて、地上に降りて駅を出る必要があります。

券売機は一つのみ。IC乗車券を使え感が否めないですが。

地上への上り下りのためにエスカレーターが設置されています。写真で見て右側には(柵で見えませんが)階段があります。

エスカレーターと階段以外にも、エレベーターが設置されており、道路から改札階まで上り下りができる仕様になっていました。

車椅子や障害を持った方の移動等の円滑化を目的とした’バリアフリー法’に基づき、バリアフリー法対象となる駅(1日当たりの利用人数が3000人以上の駅に加え、バリアフリー基本構想の生活関連施設に位置付けられた2,000人以)は、エレベーターの整備が優先的に行われると言われます。

https://www.jreast.co.jp/equipment/equipment_1/station/

稲田堤駅は、2022年の時点で、1日の平均乗車人員が21877人なので、バリアフリー法対象駅となっています。

1日3000人以上となると、首都圏では、殆どの駅がバリアフリー法の対象駅となるでしょう。

エレベーターは、改札からホームを行き来する分も設置されており、登りホームと下りホーム両方に設置されていました。

 

北口は建設途中で、先日に訪れた時はまだこのように工事がされていました。

旧駅舎に比べると、随分立派な駅舎ができたように個人的には思いましたが、改札は一つにまとめられむしろ小さくなったんじゃないかと思いました。

JR東日本は2022年に鉄道人員を削減することを報じられています。

JR東日本、鉄道人員4000人削減へ…駅ナカや不動産など非鉄道事業に振り向け

今回の新駅舎で改札が一つになりましたが、南口北口と二つ改札があった旧駅舎に比べて場所が集約され、駅員の配置が減った時のことを範疇に入れた構造なのではないか、と思うところもあります。

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