JR東日本,  トラブル,  鉄道技術

東北新幹線の連結分離は、金属の切屑が端子を短絡させたことが原因とJR発表。

先日、東北新幹線の車両が、走行中に分離するトラブルがありました。

前回の記事で、いくつか事故原因の考察を書かせていただきましたが、JR東日本の調査結果報告によると、制御盤の中から金属片が見つかり、金属片が端子を短絡させたことで、連結器分離の指令が出たことが原因として推定される、と発表がありました。

https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240926_ho02.pdf

https://x.com/clearusui/status/1839257705812217932

金属片が発見された当該の「制御盤」は、E6系の運転台の内部に設置されているもののようです。

運転台の中身は、普段から開けるところではないため、製造時や、点検時に、金属片が紛れ込んだのかもしれません。

金属片は金属の切屑のようなもので、出荷時や点検時に清掃がされていなったということが考えられますが、現場は意外にも杜撰なのかと思ってしまうところがあります。

ただ1992年の新幹線の連結運転開始から数えて32年間、今回のように走行中に連結が分離するトラブルは一度も起きたことがなかったということなので、今になってなぜこのようなトラブルが起きたのか、少し疑問が残るところでもあります。

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