第三セクター,  鉄道全般

天浜線の電気式気動車は、一両3億4000万円。一昔前の新幹線車両を越える価格。

天竜浜名湖鉄道(天浜線)に電気式気動車・THG100形が導入されます。

電気式気動車は、ディーゼルエンジンによって発電した電気で、モーターを回す仕組みの車両になっています。

今回天浜線に導入されるTHG100形は車両価格が1両・3億4000万円となっており、価格の高さも話題として取り上げられています。

上の動画内の松井社長のインタビューによると、将来的に動力源が水素となった場合も、車両の装置を付け替えて使うことができる点からも、将来的なコスト削減も図ることがTHG100形には可能になるようです。

また、運転免許の取得の手間が省けるというメリットが、ハイブリッド式気動車を導入することにあります。(電気式気動車もハイブリッド式車両に含まれるものと思われます。)

ハイブリッド式気動車を運転するには、電車の運転免許か気動車の運転免許のどちらかを有して入れば良いという事情があるためです。

「ハイブリッド列車」運転免許は電車か気動車かエンジン搭載、モーターで走る車両が増加

電車の運転免許しか持っていない乗務員も、ハイブリッド式気動車を運転することが可能になります。こうした事情から、ハイブリッド式気動車を導入することで、免許取得の手間が省けるというメリットがあると考えられます。

 

・新型の電気式気動車の価格は、少し前の新幹線車両に迫る勢い

新幹線の車両価格は、形式によって異なりますが、東海道新幹線の新型車両N700Sで一両あたり平均3億8,000万円ほどになるようです。

一つ前の世代の新幹線N700Aでは、一両あたりの価格は2億9,000万円となっているようです。

https://takumick.com/shinkansencar-price

近年の物価高の影響もあり、THG100形の価格が数字上高くなっているということも考えられますが、新型の電気式気動車の価格は、一昔前の新幹線車両を超えている可能性もあります。

ディーゼル気動車の生産額がいくらぐらいなのかですが、こちらのT-LOGさんからの情報を引用させていただきますと、1両あたり1億2000万円ほどだと言われています。ディーゼルハイブリッド車両となると一両あたり1億6000万円ほどになるようです。

2020年3月の記事になりますので、その後の物価高騰の影響があるにしても、2倍以上になるということはあるのでしょうか?

 

・国土交通省のデータを参考に

国土交通省の鉄道車両生産動向・調査年月2025年12月をみると、新造・生産されたディーゼル車は4両、その金額は1,002,377千円となっていました。

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040403994&fileKind=2

単純計算すると、1両あたりの金額は1002377千円÷4で、250594千円となります。(小数点以下切り捨て)

250594千円を通常の数字に換算すると、25094000円となり、更にこれを書き換えると2千5百9万4千円となります。

2025年12月分の国内向けディーゼル気動車の一両あたりの生産金額は、約2千500万円と導き出せます。

この’生産金額’が鉄道会社が車両を買う時の価格になるのかはわかりません。ここから利益分を上乗せして販売額を決めるとしても、天浜線で導入される電気式気動車1両・3億4000万円が高いということが感じられます。

 

・SDGsで生活が圧迫される

今回の天浜線導入のニュース動画を見ると、タイトルにSDGsのマークが付けられています。

そのため電気式機動車が導入された背景にSDGsがあると考えられます。

SDGsによってクリーンエネルギーの導入が進めれていますが、再生エネルギーが導入されたことで再エネ賦課金が始まり電気代が上がります。

SDGsの取り組みは様々ありますが、SDGsの目標に含まれる二酸化炭素削減によって昆虫食がすすめられたり、栄養が偏った食事をとらされたりと、実際に人々の生活が圧迫されています。

SDGsの弊害】パリ五輪村のヘルシー食堂、選手から「肉を出せ!」と不満続出 温室効果ガス削減のため、動物性タンパクを減らしていたことが判明 計画を修正し、700キロの肉や卵を投入

【昆虫食】高校生のSDGs実現のアイデアを発表する大会で『カメムシの食用化』が最優秀賞を受賞し、批判殺到「やめなよSDGsをもとにした、そういう教育は」「どういう価値観に汚染されてるの?」「さすがにあり得なさすぎる」

 

天竜浜名湖鉄道は第三セクターの会社の黒字を計上している珍しい会社として挙げられています。

鉄道遺産、グルメ…全国で数少ない第3セクター運営の黒字路線・天竜浜名湖鉄道、「アニメの聖地」以外の魅力とは?

しかし、SDGsのために赤字のローカル線に車体価格の高い気動車を導入させるなら、経営を圧迫することになります。

また、無理に高い気動車を買わされることで経営が圧迫され、運賃が更に上がることになれば、沿線の利用者の生活も圧迫することに繋がりかねません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です