speed train on rail
鉄道全般,  鉄道技術

踏切のない鉄道路線は、軽量化された車両を走らせた方が、費用負担を減らせる。

車体を軽量化することで、消費電力の削減、線路や路盤を痛めることが減らせるので、結果としてメンテナンス費用の削減になります。

また、車体が軽いことで走行時の振動が小さくなり、騒音対策や走行公害を減らす事にも役立ちます。

と言う事で、車体を軽量化するメリットをこのブログでいくつか書いたことがありますが、今回もまたその関連の話です。

https://railway-of-life.com/?p=10306

https://railway-of-life.com/?p=14194

(ミニ新幹線を除いて)踏切のないところを走る新幹線の車体は、アルミ合金が使われて在来線の車両に比らべて軽量化されています。

車体というと車両の骨格部分だけに聞こえるかもしれませんが、新幹線においては台車の部品に当たる軸箱や歯車箱にもアルミ合金が使用され、軽量化が図られていることがあると言われます。

車体が軽いことによるデメリットも挙げられることがあり、それは車体の強度です。

車体の強度は、踏切での衝突事故時の安全性、また横風に煽られた時の横転リスク、トンネル内でのすれ違いでの風圧によって車体にヒビが入ったり変形しありする剛性の懸念に関係してくることが挙げられます。

踏切のない路線では車との衝突の可能性は圧倒的に低くなります。そのため、わかりやすい部分では車体の軽量化された車両を走らせることのメリットが大きくなります。

車体が重いことで、立体交差を作るための構造物を支えるための工事も大変になり、踏切の解消を進める工事にも、構造物の強度を強くする必要があるため、工事全体の費用も増えることが考えられます。

車体が軽いことで、メンテナンスや消費電力にかかる維持費が減るほか、構造物への負担も減り、鉄道全般にかかる経費を減らすことができます。

20世紀に比べて、利用者が減って鉄道の維持費が大変だという話が出てくる中で、車体の軽量化は役に立つのではないかと個人的に思います。

もちろん、乗客の安全も確保された上での話になりますが。