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速いローカル線。磐越東線に乗ってきました。

青春18切符を利用し、泊まりがけで福島県を周遊してきました。まず初日は、東日本大震災以後ずっと不通となっていた常磐線の区間(富岡〜浪江)を巡ってみました。

こちらが今回使った青春18切符。

新橋から常磐線に乗り、快速と鈍行を乗り継いで(青春18切符なので特急に乗れないため)浪江駅までやって参りました。浪江駅は、常磐線が全線復旧する以前より、運転が再開されており、復旧した年は2017年で、その年から営業を再開していたようです。

浪江駅の駅舎、復旧後は無人駅となっています。

富岡ー浪江間の開業に伴って常磐線には新たな車両が導入されました。但し、まったくの新型車両ではなく既存のE531系と特急用のE657系が新たに増備された形になります。

双葉駅→いわき駅の移動で乗車したE531系。2020年製。

双葉駅を出たころはもう日も暮れて、すっかり夜になりました。初日はいわき駅から歩いて15分程のところにあるネットカフェに宿泊しました。

翌日は、いわき駅から、磐越東線に乗って郡山へ抜け、郡山からは東北本線に乗って南下し、畜電池で動く電車が走っている烏山線に乗るルートを採りました。

磐越東線のどこかで途中下車しようかと考えましたが、磐越東線はかなり本数が少なく、一度降りてしまうと次の電車まで相当な時間を待つことになります。特に「いわき駅〜小野新町」間は運行本数が少なく、一本逃すと4時間以上来ないという時間帯もあります。

いわき駅の磐越東線の時刻表

阿武隈山系には独特な文化があり、焼肉をする際に羊肉を食べる文化があるそうです。Googleマップでいくつか飲食店を探していたらジンギスカン定食を出すお店もありました。個人的に興味深いと感じたので途中下車も考えていたのですが、当初の予定を考えると時間的に厳しいので今回は途中下車はしませんでした。

また機会があれば行きたいですね。

今回、私が乗ったのは、いわき駅8時41分発の郡山行きの列車です。

磐越東線は、非電化の路線で、ディーゼルカーが走っています。

使われている車両は、キハ110系という車両で、登場したのは1990年。国鉄民営化後、JR東日本になってから登場した車両です。そのため、全国を走っているわけではなくJR東日本エリアを走っている車両になります。

磐越東線のキハ110系。逆光でちょっと暗いですね

磐越東線は単線で運行本数も少ないので、ローカル線の部類に入ると思われますが、表定速度が速く、実はかなり速いローカル線とも言われています。

実際に乗ってみると、車窓の流れも早く確かにスピード感のある走りをしていると感じました。

スピードを出せる理由に、磐越東線は線形が良いという理由があるようです。

線形が良いとはどういう事か、色んな理由が挙げられますが、線路がスピードを出すのに適していると言えるかもしれません。

では、具体的にどのように適しているのかというと、これもまた色んな理由が考えられます。きついカーブ少なく直線が多い、又、線路の形状がしっかりしている→高速走行をしても安定して走れる耐久力を持っている、などが考えられます。

郡山駅に着いた時に、磐越東線の線路を見てみました。

写真のようにコンクリート製のPC枕木が使われており、木製の枕木に比べると、しっかりと固定され、高速走行をしても変形が少なく、スピードを出せるのかもしれません。

あまりローカル線の枕木を意識して見たことはありませんでしたが、一般的なローカル線の枕木はどうなっているんでしょうねえ。

JR東日本のような大手ではPC枕木が多く使われているかもしれません。

磐越東線は、先程述べたようにディーゼルカーのキハ110系が走っており、非電化の路線になります。

そのため、架線柱が存在せず、車窓から見える景色を遮るものが少ない事が分かります。

磐越東線の車窓。写真だと分かりづらいですが、架線柱に遮られる事なく、このような景色がしばし続きます。

前回の記事で架線柱の維持費が鉄道経営を圧迫している事について述べましたが、今回、磐越東線に乗ってみて、架線柱が無い事で景色の見やすさを感じました。

景色の良さは売りにしている鉄道路線もあります。そのような路線においても、架線柱に遮られずに景色が見られるのはひとつメリットになるのかもしれません。

色んな面から見て、架線柱無しで電車が走れるようになる事にメリットがあるように思えます。

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