JR東海

静岡に来た豪華な普通列車、313系8000番。

東海道本線の静岡エリア(静岡支社の管轄)に、豪華な内装の車両が昨年(2022年)転属してきて、普通列車の運用に使われています。

それは、313系8000番台です。

313系8000番台 S3編成

313系8000番台は以前、愛知県の神領車両区に所属していました。

元々、セントラルライナー用の車両として登場し、このセントラルライナーは、中央本線の名古屋駅と中津川駅を結ぶ快速列車でした。乗車には着席整理券が必要で、東海道本線を走っているホームライナーと同じような列車でした。

 

JR東海は、2021年度から新型車両の315系を順次投入し、そちらに押し出される形で、313系8000番台が静岡エリアへと転属されたようです。

静岡エリアへと転属してきた313系8000番台は、それまで静岡エリアを走っていた、211系LL編成の一部を置き換える形で、運用に就きました。

https://train-fan.com/313-8000-shizuoka-debut/#toc1

それまで、東海道本線の静岡エリアの普通列車は、ロングシートの車両のみ走っていましたが、転換クロスシートの313系8000番台が普通列車として入って来たため、ファンの間では話題を呼んでいます。

内装は、優等列車のセントラルライナー用として登場しただけあって、普通列車や快速列車に使われている他の313系より豪華になっています。

シートピッチは他の313系の転換クロスシートに比べて広くなっており、910mmとなっているようです。

例えば、313系0番台の転換クロスシートは、シートピッチ875mmのようです。

なので、座席間隔が広く、ゆったりと座れるようになっています。

JR東海313系電車 – wikipededia

今回実際に乗車して、いくつかの写真を撮ってみました。

8000番台独特の部分をいくつか載せています。(探せばまだまだ出てきます。)

  

通常の313系は、車体前面が白色になっています。

舞妓さんを彷彿させる顔ですが、白い部分は普通鋼の素材で作られており、白い塗装が施されているようです。

その他の車体板にはステンレスが使われているようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/JR東海313系電車

8000番台は車両前面部の色がメタリックになっており、一見すると車体側面と同じ素材が使われているように見えますが、素材は普通鋼が使われていて、塗装の色をメタリックに変更してるみたいです。

http://jrrollingstock.travel.coocan.jp/Urban/313-8000~jp.html

前面に普通鋼が使われる理由に、ステンレスは、普通鋼に比べて、複雑な形状を折り出すのが難しいとされています。そのため複雑な形状の車体前面には、加工がより容易な普通鋼が使用され、また、踏切事故で車体前面が損傷した場合、普通鋼の方が復旧が容易にできるという点から、前面部に普通鋼が使用されると読んだことがあります。

 

 313系8000番台の転属は、静岡県を普通列車で横断する人(主に青春18きっぷ利用者)にとっては、嬉しいサプライズだったと思います。

ロングシート車に比べて乗り降りがスムーズで無くなり、混雑を助長するとされる声もありますが、混雑する朝ラッシュの時間帯に単独運用されることは避けられているようです。

運用表はこちらを参照させていただきました。

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