鉄道全般,  鉄道社会問題

鉄道高架工事で起きた水増し請求。銭高組・元現場所長と松岩組の元専務を逮捕。不正請求により鉄道工事費が膨らむ。

 

鉄道高架工事を請け負う銭高組の元現場所長と、下請けの松岩組の元専務が共謀して、銭高組へ工事費を水増し請求し、計9000万円の損失を出す事件がありました。

また別件で、松岩組の幹部2人が下請け工事契約の解除を巡り、銭高組から金を脅し取ろうとした事件も起きていました。

ゼネコン銭高組に9000万円の損害、元現場所長ら逮捕…鉄道高架工事で水増し請求

松岩組の幹部2人は契約解除を巡り銭高組から金銭を騙し取ろうとしたということです。

松岩組の幹部はヤクザなのでしょうか。

おまけに被害を受けていた銭高組にまで、下請けに水増し請求をさせる現場所長(社員)が入り込んでいました。

松岩組について調べると、以下のようなニュース記事を見つける事ができました。

ゼネコン恐喝未遂、下請けが無罪主張 検察側「依頼受け暴力団対応」

この記事から、ゼネコンの工事には暴力団(ヤクザ)が関わっていたということがわかります。

検察側は冒頭陳述などで、同社は銭高組から、工事を妨害する暴力団関係者などへの対応をたびたび依頼され、他の暴力団を利用して交渉し金銭を支払うなどの対応をしていたと主張。2人はそれに乗じて昨年9~10月、銭高組の常務らに8千万円を支払わなければ警察や報道機関に公表するなどと要求した、とされる。

https://www.japonologie.com/news-jp/ゼネコン恐喝未遂、下請けが無罪主張%E3%80%80検察側「/

松岩組は暴力団と繋がっていたと言えます。

銭高組は、暴力団から工事を妨害されていて、その暴力団を追い払うために、下請けの松岩組を通して他の暴力団を利用していたと、その事が読み取れます。

暴力団を利用して暴力団を追い払っていました。

こうやってゼネコンや下請け建設会社が、暴力団とズブズブになっていき、架空請求や脅迫金要求が行われていたと考えられます。

水増し請求によって、当然、建設会社が工事費を過大に支払うことになります。

そうして、工事費全体が膨らむことで、それが消費者(鉄道の乗客)まで及ぶことが考えられ、もし工事費が鉄道会社持ちであれば、それが運賃として加算される場合もあり、建設公団持ちであれば税金から水増し請求分が支払われることが考えられます。

このようにゼネコンが支払う水増し請求金や脅迫金が膨らむと、多くの人に影響が出るということが想像できます。

特に鉄道などの公共性の高い工事では、利用者が多く、影響が及ぶ範囲も広くなるでしょう。

暴力団にお金を渡さないと悪を追い払えないというのは、冷静に考えたらおかしな世の中だと思います。

こうした悪が通用しない、健全な業界が作られますことを祈ります。

2024年5月14日(火)
この世から全ての悪がなくなるように信じて祈りなさい。この世から全ての悪がなくなってこそ、この地上に天国を作ることができるからだ。(悪を行うよりも義を行う方がよほどいいという価値観を世に広めていきなさい。)

https://rapt-neo.com/?page_id=59618

 

アイキャッチ画像の掲載元 (https://www.pakutaso.com/20200334083post-26357.html)

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