
キュンパスと週末パスの比較。キュンパスは、平日限定利用で、距離によって週末パスより割高にも割安にもなる。
今回は、JR東日本から新たにリリースされたキュンパスというフリー切符と、今年廃止される週末パスの比較になります。
キュンパスは今シーズンは、2025年2月27日までの販売となっています。(設定の都合上、細かいところ、二日間パスは2月26日までの販売)
キュンパスは、JR東日本内を利用できるパスです。
一日利用の切符と、二日間連続利用の切符がそれぞれ販売されています。
一日利用の切符と二日利用の切符では、それぞれ値段も違います。
1日利用が10000円、2日間連続利用が18000円となっています。
また、大きな特徴として利用日が「平日限定」に限られているという点があります。
乗れる列車の種類ですが、普通・快速列車に加え、特急列車と新幹線も利用できる切符となっています。
細かいところで、JR東日本が運行するBRT、又、青い森鉄道線、いわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)にも乗車できます。
「旅せよ平日!JR東日本たびキュン 早割パス」※連続する2日間用

このキュンパスを導入するにあたってか、これまでJR東日本で発売されていた「週末パス」が廃止されることが決定しています。
週末パスは、土休日の連続する2日間を利用できるフリーパスです。
利用可能となっているエリアは、以下のようになっています。

週末パスのみでは、特急列車と新幹線に乗ることができませんが、別途に特急券を購入することで、特急列車と新幹線を利用することができるようになっています。
週末パスの値段は、大人が8880円、小児は2600円となっています。
※小児は小学生の料金です。
設定区間 | おねだん | |||
---|---|---|---|---|
週末パスフリーエリア | ⇒ | 週末パスフリーエリア | 大人 | 8,880円 |
小児 | 2,600円 |
また、週末パスは、キュンパスと違い、2月、3月の限られた期間での販売ではなく、通年を通して販売されていたため、こちらも大きな違いとなっています。
・週末パスとキュンパスどっちが割安?
利用できる範囲が違うので、使い方によって、どちらがお得になるかは変わってきます。
例えば、1泊2日の旅行で、東京から長野まで新幹線を使って行きたいという場合は、週末パスを使うと以下のような値段になります。
週末パス8880円+新幹線の特急料金4200円、帰りも同じく長野から新幹線を使って東京に戻る場合は、帰りの特急料金4200円が+されます。
http://www.shinkansen.co.jp/ryoukin_nagano.html
すると、8880+4200+4200=17280円が運賃になります。
キュンパスの2日間利用の切符は18000円なので、東京〜長野の距離であれば、週末パスの方が720円お得になります。
では、次のケースとして、
東京から仙台まで、新幹線を利用して、一泊二日の旅行に行くとします。
こちらも行きも帰りも新幹線に乗るとします。
まず、週末パスではこのような運賃になります。
週末パス8880円、東京〜仙台の特急料金は4950円です。
http://www.shinkansen.co.jp/ryoukin_tohoku.html
すると、8880+4950+4950=18780円が運賃になります。
キュンパスの2日利用は、18000円なので、東京〜仙台を新幹線で往復する1泊2日の旅行であれば、きゅんパスの方が780円お得になります。
そうすると、東京から仙台以北に、新幹線に乗って行く旅行であれば、おおよそ’きゅんパス’の方が週末パスよりお得になると言えます。
きゅんパスのフリーエリアは週末パスより広範囲に及ぶので、長距離になるほどきゅんパスの方がお得になる傾向があります。
逆に、これより近距離の旅行、例えば前述の、東京から長野へ1泊2日で行くのであれば、週末パスの方がお得になると言えます。
また、特に新幹線などの特急をあまり利用せずに関東近辺を周遊したいのであれば、週末パスの方がお得になるケースが多々出てくるでしょう。
・まとめ
長距離を新幹線で移動するのであれば、きゅんパスの方がお得に。関東内もしくは関東近辺であまり特急を利用せずに周遊するのであれば、週末パスがお得になる傾向。
キュンパスは現時点では2月、3月限定の利用。週末パスは通年利用可。
キュンパスは平日限定利用のみ。週末パスは土休日利用のみ。
キュンパスは子ども料金の記載なし。週末パスは子ども料金あり。
キュンパスが平日限定利用であることについて、JR東日本のプレスリリースによると、平日旅行を促すことを目的にしています。
https://www.jreast.co.jp/press/2024/20241210_ho02.pdf
しかし、なぜJR東日本は平日旅行を促し始めたのでしょうか。
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