只見線 キハ48形 只見駅ー小出駅
只見駅に着いたのが16時25分。
次の列車が18時35分です。
只見駅から先の小出駅へ向かう列車は1日に4本しかありません。(臨時列車は除いて)
只見線がいかにローカル線であるかを感じられる点だと思います。
日が落ちているので、ちょっと写真は暗いですが、会津若松から乗ってきたキハ40形とは異なる仕様の車両がきました。
車両はキハ48形の500番台で、只見縁結びのラッピング塗装です。
キハ40形との大きな違いは、片運転台となっている点です。
片運転台とは車両の片側のみに運転台がついているものです。つまり車両を連結して、2両以上で走ることを前提に作られた車両になります。
都会の電車では普通ですよね。1両編成で走る電車はほとんど無いので。
逆に、両運転台とは車両の両端に運転台がついているものです。
前後どちらにも運転台がついているので、1両編成でも運転が可能です。
蒸気機関車の時代は、進行方向を切り替えるときに、機関車をターンテーブルにのせて、機関車の向きをグルりと変える必要がありました。
列車の両側に運転台がついた事で、ターンテーブルを使わなくとも、その場で進行方向を切り替える事が可能となりました。
もう一両、連結されているのはキハ48形1500番台です。
こちらは新潟色と言われる塗装だそうです。国鉄・JRには支社によって塗装パターンがあり、この新潟色もその一つです。上の只見線キハ48形1500番台は1986年ころの新潟色で、2代目新潟色に当たるそうです。
こちらより参考
地域色に関して、JR西日本では経費削減を目的に単色がなされています。JR西日本では黄色だけ、オレンジだけ、緑だけ、といった塗装をよく見かけると思いますが、それらが経費削減の塗装パターンだそうです。
こちらより参考
経費削減とはいえ、もの悲しいと思うのは私だけでしょうか。
キハ48形1500番台の車内は青地のボックスシートが搭載されています。
デッキが着いており、乗降扉と客室の間はドアで仕切られています。これは寒冷地仕様ゆえでしょうか。
只見線の特徴に車掌さんが乗っている所があります。ローカル線はワンマン化されている事が多いのですが、只見線は運転士さんと車掌さんの二人体制で運行されています。
外も真っ暗だったので外の景色の写真は撮っていないのですが、只見駅から、小出駅まで山を降って行きます。
険しい山道のため、この地区の峠越えは’六十里越え’とも呼ばれています。
13時07分に会津若松駅を出発して、終点の小出駅に到着したのは19時48分です。
ここから越後湯沢へ行き、新幹線を使って東京まで帰ることになります。
上越線は本数も少なく、特急は走っておりません。新幹線を使わないとこの日のうちに東京まで戻れないんですね。