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東急線を走るクロスシート電車 7000系。池上線・多摩川線

東急線は首都圏を走っており、どの路線も比較的混雑します。そのため東急線を走る車両は全てがロングシート座席と言っても過言ではありませんでした。

なので、東急線に乗る=ロングシートだろう、という考えがすっかり定着してしまっていました。

ただ、例外的に、世田谷線にはクロスシートがあります。でも、世田谷線は路面電車に近く、いわゆる標準的な電車と見た目も大きさも異なっています。

最近は、東急線に有料座席指定サービス「Qシート」が導入され、クロスシートの電車も徐々に走るようになってきました。但し、こちらの「Qシート」の車両は「Qシート」として運用される時以外、つまり普段の列車として走っている時はロングシートの向きに変わっています。背もたれが高く、幅にゆとりがあるので、ちょっと座り心地のいいロングシートと言えるかもしれません。

今現在、Qシートが使われている車両は、6020系電車に付いていて、大井町寄り3両目の車両に連結されています。車体がオレンジ色に塗られているので一眼でわかると思います。

さて、このQシート以外にも、日常的にクロスシート車を使っている車両があります。

それが7000系電車(2代)になります。

こちらの7000系は2代目と称され、東急線には以前、初代7000系が走っていました。

初代7000系は、東急線では見かけなくなりましたが、車両自体は地方路線に譲渡され、譲渡先での用途に合わせて改造され、2019年の今でも弘南鉄道、福島交通、水間鉄道などで走っています。

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一方、2代目の7000系は2007年に運用開始された車両です。登場からは12年近く経っていますが、昨年2018年にも古い車両を置き換えるために増産されたようです。なので型がちょっと古くても新車のように比較的綺麗な電車が走っています。

7000系は現在、池上線と多摩川線で運用されています。池上線と多摩川線は3両編成で運用されています。

クロスシートの話になりますが、7000系のクロスシートは3両編成のうち、真ん中の車両の、両端の座席に設置されています。

ただ、蒲田寄りのクロスシートは、優先席になっており、片側が車椅子スペースになっています。なので、乗り鉄のような人が、無造作に座るとマナー違反になりかねないので注意が必要です。

3両編成では、パンタグラフのついている車両が、真ん中の車両になります。

写真のように、2列と1列が交互に並んだ、対面式のクロスシートになっています。おそらく混雑した時のことを想定し、乗り降り時の導線確保のため、このような配置になっていると考えられます。あとは画像を見るとおわかりいただくと思いますが、消火器の取り出し口を塞がないため、とも言えるかもしれません。もっとも消火器の設置場所を変えることは出来る思いますが。

片側座席に座り、横アングルから座席を見るとこのようになります。

座席の座り心地ですが、JR東日本のE231系などのクロスシートに比べると良いと言えます。背もたれ上部もモケット地になっており比較的に柔らかく、座面もE231系のものより柔らかく感じました。

窓が座席の真横まで来ていないので、このように斜め前の車窓を見るような形になります。

それでも、通勤型のロングシートに比べると、旅風情は味わえると思います。

7000系(2代)電車自体の乗り心地ですが、同じ池上線・多摩川線内を走っている1000系と比べ、比較的新しい車両ということもあって、静かですし、揺れも少ないと思います。

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