JR東海の窓ガラスが汚れている原因について。
JR東海の普通在来線の窓は汚いと言われてますが、何故なんでしょうか?
窓ガラスが汚れているなら掃除をすればいいし、フィルムが汚れたなら取り替えればいい、と一見考えられます。しかし、これを中々実行されないのが現実です。
JR東海ほどの会社が、なぜ車両のメンテナンスにきちんと手が回らないのか? という疑問が湧いてきます。
調べて行くと、掃除のための人員確保をさせてもらえないと言うコメントを見つけました。やはり現場と上層部の意見は食い違うようです。
以下yahoo知恵袋より
決して従業員が掃除をサボっている訳では無いでしょう。私も真面目に働いている現場の方はたくさん見ますのでサボっているとは思いません。
上層部の人間は、掃除のための予算を組まず人員確保もしないのだと考えらえます。JR東海はお金が無いのでしょうか?
そんな事はありません。
JR東海の営業利益は、2018年度では5830億円ほどあり、かなり儲かってる路線です。(こちら より参考)
では儲けたお金はどこに使われてるのでしょうか?
リニアの開発費に全て回してるんでしょうか?
しかしリニアの開発費が足りないという事もなく、どうも、リニアのための予算は公的資金から受け取っているようです。
2016年に、政府は公的資金として3兆円ほどリニアに融資しています。
しかも、もしリニアがコケてもその補てんは国民が払うという仕組みがあるようです。
本題とは少しズレますが、この辺りにJR東海の上層部の本質があると思うので取り上げて行きます。
本来、JR東海は財投機関から融資を受けられる企業では無いのです。(財投機関というのがまた何なのか分かりにくいですが、まず財務省が金融機関に国債を売ってお金を得ます、今度は財務省がそのお金を財投機関に貸して、財投機関は大規模事業に融資するといった仕組みです。)
しかしながら、JR東海は公的資金という形で現に政府からお金を受けとっています。
こちらがJR東海が公的資金を受け取るカラクリです。
JR各社の新幹線を建設する「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」(以下、支援機構)という独立行政法人がある。実はこの支援機構が財投機関なのだが、この金融機関ではない組織に融資機能を持たせ、支援機構経由でJR東海にリニア建設資金の融資を可能にする「鉄道建設・運輸施設整備支援機構法」の改正を行なったのだ。
https://www.excite.co.jpnews/article/Shueishapn_20170701_87127/?p=3#ixzz5VVfrgr6Y
2016年に、安倍首相は融資機能を持たせた独立行政法人から公的資金を受け取れるよう、すぐ法改正をしたそうです。(こちらより参考)
政府と仲が良ければ、財投機関から融資を受けられるようになっているのでしょう。
現にJR東海名誉会長・葛西敬之氏は安倍首相と仲が良いようです。
ネットでもこのお二方の繋がりを示唆する情報はたくさん出てきます。(例えばこちら)
また、安倍首相に関してはJR東海に限らず様々な利権と絡んでいます。例えばこちら
JR東海リニア資金の問題が国民には知らされないという現実があります。葛西氏は自著で「国のカネでつくると実現に時間がかかるし、政治介入を招く。経営の自主性を守るために自己資金でリニアをつくることを決断した」と述べています。(2007年 葛西敬之著『国鉄改革の真実』より)
この公言は後になって覆されており、その後本人からは何も知らされません。財投機関から融資を受けることで、一般市民から集めたお金が使われる事になりますし、余計にしれっと覆してはいけないのではと思ってしまいます。
この様な事情から、JR東海の上層部は利権となるリニアの事で忙しく、在来線の窓ガラスの汚れには意識が向かないと考えられます。
窓ガラスの汚れがJR東海の汚れを表わしている、とも言われてますが、そうかもしれません。
JR東海に限った事では無いのですが、利権にはこの様な不条理が付きまとっています。こういった事実が広く認知され、庶民が煙に巻かれなくなる事を願います。