東海道新幹線の車内ワゴン販売終了。外国の新幹線の車内販売はどう?
東海道新幹線の車内ワゴン販売が終了すると、JR東海から発表がありました。
「ひかり」「のぞみ」で行われていた車内ワゴン販売は、2023年10月31日限りで終了するそうです。
東海道新幹線の車内販売「終了」グリーン車のみモバイル注文サービスなど導入
車内ワゴン販売終了に至った主な理由に、「駅周辺店舗の品揃えの充実」「飲食の車内への持ち込みの増加」「静粛な車内環境を求めるご意見」「将来にわたる労働力不足への対応」があるそうです。
車内ワゴン販売の終了に伴い、新たに「モバイルオーダーサービス」を始めると発表があります。
対象は「こだま」を除く、グリーン車に限るとされていつため、普通車では利用できないことがわかります。
普通車の利用客が、車内で飲料や軽食を購入できなくなり、車内の自販機設置を望む声が出ています。
長時間の乗車になると、車内で何か食べ物飲み物を購入できると助かることもあります。
「のぞみ」で東京から岡山まで行くと3時間ちょっと、広島までは4時間弱と、3、4時間の乗車をする利用客も珍しくありません。
乗り換え時間が短かかったりなど、ギリギリになって事前に購入できないケースもあります。
(特に新幹線乗車に慣れていない人が、このケースに見舞われることが多いかもしれません)
「のぞみ」は最優等列車のため、追い越し待ちもなく、駅での停車時間が短いです。
なので、駅に停車している間に、ダッシュで駅のホームにある売店や自販機へ食べ物や飲み物を購入しに行くのは、かなり慌ただしくなりますし、乗り遅れというリスクもあり危険です。
JR東海は「普通車の車内販売は取りやめとなりますが、ホーム上等の自動販売機を拡充するなど、駅における飲食の提供を強化します。新しい車内サービスにより、さらに快適な車内空間の提供を目指してまいります」としており、”ホーム上等”の自販機拡充と述べているため、車内の自販機設置を全く視野に入れていない訳ではないのかもしれませんが。
長時間の乗車を考えると何かしら車内で購入できるサービスがある方が助かるということもあるでしょう。
外国の新幹線の車内販売はどう?
ところで外国の新幹線の車内販売をどんな感じなのでしょう?
少し気になって調べてみました。
・TGV (フランス)
TGVは、フランス国鉄(SNCF)が運行する新幹線です。
(TGVは日本でも紹介される機会が多く、そこそこ有名かと思われます。)
TGVの車内には売店があり、売店のカウンターの隣に、は食事ができる席とテーブルがついているようです。
こちらの動画では、ハンバーガーク、ロックムッシュ、ヨーグルト、お酒、おつまみ、また、水、ジュースなどがBarコーナーで販売されている模様が収められています。
・ICE (ドイツ)
ドイツの高速鉄道ICEでは、食堂車が連結され、飲み物から軽食、料理まで提供されていることが伺えます。
ヨーロッパの高速鉄道は、外国まで乗り入れを行っており、種類によって長時間の乗車となることもあるようです。
・KTX (韓国)
韓国の高速鉄道は通称KTXと呼ばれており、全ての車内に自販機があるのかわかりませんが、新しい車両の「KTXイウム」においては自販機が設置され、飲み物の購入ができるようになっているみたいです。
KTXでは、日本新幹線のグリーン車に当たる優等席で、お菓子や水を提供するサービスが行われていることが多いみたいです。
・中国高鉄 (中国)
中国には高速鉄道網が広く敷かれてあり、全ての路線で一律のサービスレベルが維持されているかはわかりませんが、南京から上海を結ぶ路線では、モバイルオーダーを使って車内で飲食物の注文ができるようになっているみたいです。
今回、東海道新幹線のグリーン車で導入される車内販売も、モバイルオーダーとなるので中国と同じような方式が取られることになります。
JR東海に、中国資本や中国スパイが入り込み、その影響が強くなると、通信会社に中国系企業、もしくはソフトバンク系企業の参入といったことがあるかもしれません。⚠️