電車の車体の固さは、普通鋼製の方が固く、ステンレス製の方が柔らかい。
2024年11月24日
電車の車体はこれまで、木、普通鋼、ステンレス、アルミなどの素材で作られてきました。
普通鋼というのは、鉄の一種で、’炭素を含み、他の特別な合金元素を含まない鋼’と言われています。
それぞれ特性がありますが、近年造られる新しい車両では、ステンレス製やアルミ製のものが多くなっています。
ステンレスやアルミは錆に強くメンテナンス性に優れていることと、鉄に比べて軽量だと言われます。
廃車となった電車の解体現場の様子を投稿されている方がいて、その解体の様子を見ていると、素材によって固さに違いがあることがわかります。
下はE217系というステンレス製の車両です。
ステンレス製の車体は重機によってスパッと切られている感じがします。
一方こちら↓は、255系という普通鋼性の車両です。
普通鋼製の方が硬そうで、重機が車体を切るのに少し手間取っているような感じです。
また、車体のしなり具合に違いがあり、床面のしなり具合からもその硬さの違いが現れています。。
下は205系というステンレス製の車両ですが、解体に伴って床面がどんどんしなって、曲がっている様子が見れます。
また、普通鋼製の255系の映像を下に載せますが、こちらはステンレス製の205系に比べて、床のしなり具合が少なく、床面はあまり曲がって変形していません。
そのため、ステンレス製の方が普通鋼製より柔らかい、ということが見ていてわかると思います。