ローカル,  川崎市麻生区

恩廻公園の地下トンネルと天皇の土地。

今回は街の不思議を探るシリーズとして、川崎市麻生区と東京都町田市三輪町の境に位置する恩廻(おんまわし)公園調節池について、気になったものをご紹介したいと思います。

恩廻公園調池は、恩廻公園の付近に位置している調節池です。調節池というのは川の氾濫を防ぐために一時的に水を逃しておく貯水施設です。

恩廻公園は縦長の形をして変わった形をしていますが、かつて鶴見川が通っていた場所に作られていると言われています。恐らくそのために、この公園を境に川崎市麻生区と東京都町田市の県境が敷かれているのでしょう。

https://goo.gl/maps/UqHD1LDdh5YRsXPH7

運動広場やテニスコート、ブランコなどの遊具が設置してあったり、一見すると何の変哲もない公園に見えます。縦長の変わった形をした公園でありよくよく考えるとなんでこんな公園を作ったのだろうかとも疑問に思えてきます。

私自身、恩廻公園に何度か足を運んだ事があったのですが、まさかこの公園の地下に巨大な地下施設があるなんて全く気づいていませんでした。

公園の西側の入り口のすぐ向かいに、Google map上では「恩廻公園調節池」と表記されている場所に管理棟があるのですが、その地下から恩廻公園の地下に沿って巨大なトンネルが掘られています。

恩廻公園は縦長の形をしていますが、その地下にはこのようなトンネルが敷かれています。

トンネルは調節池として存在していると言われています。

映画やMVなどの撮影場所として利用されることもあり、又、団体での見学も受け付けているようです。(見学の受付は、コロナが始まってからはストップしているようです。)

このトンネルはかなりの断面積で、二つの大きさの区間があり、小さい方のBトンネルで高さが11.4mで幅が14.3m、大きい方のAトンネルは高さが16.5mで幅が15.4メートルにもなります。

どれくらいの深さに掘られているのかというと、地面から下へ25mの深さにトンネルの天井が当たる深さです。(トンネルの天井から上に25mいくと地面。)

恩廻調節池には展示室があり、そちらで少しお話をお伺いしたところ、このトンネルは平成15年頃に出来たそうで(大林組のHPでは2001年3月竣工)、工事には10年くらいかかったそうです。

恩廻公園の方が昭和57年に出来たので、公園がすでにあった状態でこのトンネルが掘られた事になります。

http://holyweb.fc2web.com/onmawasi.koen.html 

なぜ、この場所の地下に大きな調節池を作ったのでしょうか?

この土地が選ばれた理由として、元々天皇の土地であったからでは無いかというのが考えられます。

恩廻公園のすぐ隣は、恩賜公園になっています。

恩賜公園とは、元は皇室が持っていた土地になります。

恩賜公園(おんしこうえん)は、第二次世界大戦前に宮内省が御料地として所有していた土地が、公に下賜(恩賜)され、整備された公園である。なお、同様に庭園が下賜された場合には、恩賜庭園と呼ばれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/恩賜公園

そして、天皇家が関わる土地には地下施設があるケースが多く、それらの施設で儀式を行っていた疑いが非常に強いことがRAPT理論を通して明らかになってきています。

恩廻公園があった場所が元々、皇族が所有していた場所で、やはりそこには儀式を行うための地下施設があったから、その地下施設を再利用するため、また儀式を行なっていた証拠を隠すために、この場所に地下の調節池を作ったのではないかと考えられます。

既にあった地下施設を再利用する事は、東京で地下鉄を造る時にも行われていました。

1960年代に国は、戦前の地下施設や地下道を地下鉄工事と称して行う「1−8計画」というものを実施しています。
(秋庭俊 著 大東京の地下鉄道99の謎 より)

「1-8計画」のような地下工事が他にもあったとすると、元々あった地下施設を使って別の用途の施設に作り替える工事がなされてきと考えられ、恩廻公園の巨大な地下トンネルが造られる前にも、何らかの地下空間があり、その地下空間を改築する形でトンネルを作ったという可能性についても考えることができるといえば出来ます。

この場所が貯水槽として使われたのは2回で、頻繁に水が流れこむことはないようです。(もちろん氾濫などは少ない方がいいのですが。)

https://www.madonews.co.jp/201/medi201-01.html

普段の地下トンネルは、見学や撮影に使われることがあり、トンネル内がライトアップされていたりします。

このように見ると、宇都宮にある大谷石の採石場跡と似たような使われ方をしています。

恩廻公園の周辺を歩いた個人的な感想としては、木々に囲まれており奥まった場所なので、秘密の儀式を行うにはやるにはある意味選択肢として選ばれるかもしれない、と感じるところもあります。

もちろん、神奈川県や町田市が発表する情報に、昔この場所に地下施設があったいうものはありませんが、天皇の秘密の儀式が関わっていたとすれば、公表しないのも当然と考えられます。

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