
路線バスのドライバー不足が深刻化。仕事に見合った給与水準が必要か。
現在、バスの運転士不足が深刻な社会問題となっています。
路線バス維持へ「戦後最大の危機」 東京でも運転手足りない 廃止・減便・値上げ相次ぐ
特に路線バスでは、運転士の人手が足りず、減便や路線の廃止、さらには運賃の値上げが相次いでおり、「戦後最大の危機」ともいわれています。これは東京都内のような都市部でも例外ではありません。
実際に、ある首都圏の大手鉄道会社グループに属するバス会社の路線バス運転士の求人には、以下のような条件が記載されていました。
【給与】
月給:23万円以上
賞与あり
※手当や昇給の制度もあり、実際の支給額はこれより多くなる場合もあると記載されています。
【勤務時間】
昼間、夕方/夜、深夜/早朝のシフト制
週平均実働時間:40時間
【休日・休暇】
年間休日:104日
年次有給休暇、慶弔休暇、育児・介護休暇など
育児休業の取得実績あり
一方、比較対象として送迎バスドライバーの求人を見ると、次のような条件が掲載されていました。
【給与】
月給:30万円〜36万円
賞与:業績により支給
【勤務時間・休日】
4週8休制(曜日はシフトにより決定)
慶弔休暇、有給休暇、産前・産後休暇(取得実績あり)
このように、基本給の面では送迎バスドライバーのほうが高水準であることが分かります。
もちろん中には、路線バスの運転士でも基本給が高水準のものもありますが、その数は少ない印象です。
また、路線バスの運転士として働くには、大型二種免許が必要です。
勤務時間も早朝から深夜までと幅広く、シフトは不規則になりがちです。
そのため、労働時間や業務の負担のわりに、給与水準が特別高いとは言えず、むしろ他のドライバー職の方が条件が良いケースも見受けられます。
路線バスの安定運行には、運転士の確保が不可欠です。しかし現在の待遇や労働環境では、他業種との競争に勝つことが難しく、人材確保の面で大きな課題となっています。路線の維持や地域交通の継続のためには、働きやすい環境整備と待遇の改善が急務と言えるでしょう。
この運転士不足の問題はバス業界に限らず、鉄道業界にも見られるもので、公共交通機関に共通する問題と言えます。
※今回はChatGPTの推敲機能を使用しています。
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